jh4ouhのblog

アマチュア無線、山歩きなどを趣味しています。ぜひご意見ください。

ダイヤモンドRHM10使用レポート

  1.  はじめに
      RHM10は、7MHZ430MHZまでのアマチュアバンドが1本のアンテナで運用できることで、私のようなおてがる移動運用マニアにはぴったりの商品です。移動局の最大出力は50Wですが、このアンテナの耐入力はCWでは40Wとなっており、オーバーパワーにならないよう出力調整が必要です。今回は短時間の運用でしたが、実際の使用感についてレポートさせていただきます。運用はこの時期安定して国内QSOが楽しめる、一番人気の7MHZを中心にしております。なお、同社には同様の広帯域アンテナとしてRHM7350があります。以下に比較表を作成しましたので、ご参考にしてください。
DIAMOND可変型広帯域アンテナの比較
  周波数 耐入力(W) 全長(最長) 全長(最短) 重量 その他
RHM7350 7~30MHZ/50MHZ 130(SSB)/40(CW) 2.6m 1.34m 290g アンテナチューナー併用
RHM10 7~430MHZ 130(SSB)/40(CW) 1.77m 0.5m 300g
2.  運用にあたって
実際の移動運用と同じような条件下を想定し、自宅から約5kmのところにある海浜公園から運用することにしました。運用地は、海抜ゼロmですが、都市部から適当に離れており、都市ノイズの心配はありません。広い駐車場もあり移動運用には最適です。(比較のため、7MHZのフルサイズのツエップも設置しました。) 到着後、説明書どおりアンテナのロッドエレメントをすべて伸ばし、ルーフサイド基台に取り付けます。その後、本体コイル部をスライドさせ、各バンド毎にSWRを測定しました。(実測値は以下の別表のとおり) その結果、各バンドのSWR測定値は1.31.7とアンテナチューナーなしで運用可能な範囲でした。私の移動用無線機(IC-706MKGM)はアンテナチューナーを内蔵していないので、余分な荷物(マニュアルチューナー)が不要で助かります。本体コイル部は、一度メモしておけばスライドして合わせるだけなので、慣れれば5分もあれば運用開始できます。ちなみに、当社のマジックアース MAT50を使用しましたが、ボディーにアースが完全に取れていれば使用しなくても問題ありません。なお、説明書にも記載がありますが、本体コイル部をスライドする際には、固定ネジを1/2回転緩めた状態にするよう注意書きがあります。これを怠ると、目盛シールが擦れて剥がれる恐れがあるからです。これは、RHM7350にも採用してほしいところです。
各バンドごとの実測値
  7MHZ 10MHZ 14MHZ 18MHZ 21MHZ 24MHZ 28MHZ 50MHZ 144MHZ 430MHZ
無調整時SWR 1.6 1.6 1.4 1.4 1.4 1.4 1.7 1.5 1.3 1.3
最良点目盛 24.2 12.7 7.5 5.4 4.1 3.4 3.0 - - -
※CW中心バンドで測定(50~430MHZ帯を除く)

3.  運用記
7MHZ28MHZ
アンテナ設置を終えいよいよ運用に。無線機の電源を入れ、まずは7MHZのバンド内をサーチ。最近、昼間の7MHZのコンディションは良くない日が多く、当日も総じて運用している局は少なめでした。それでも、土曜日の午後ということで比較的運用局が多い時間帯でしたので、移動局が数局聞こえていました。まずは試しに、599で良好な信号の局の中から2エリアのクラブ局をコール。1回でコールバックあり。579のレポートを頂きました。その後、信号が比較的安定している局を数局コールするといずれも1発でコールバックがあり、まずまずの結果でした。その中で、某誌でもおなじみのJH1JDI局がCQを出しているのを発見。数局からパイルを受けている中でコールすると、1回でコールバックあり。レポートは559でしたが、これは実態に近いレポートではないでしょうか。その後、比較するために持参した、ツエップアンテナと信号を比較してみましたが、S24劣る程度で実際のQSOには支障ないレベルです。一通り、QSO0できることが分かったことで、他のバンドにQSY10MHZJA7の局のCQに応答し599/599QSO成立。14MHZは、あまり聞こえていませんでしたが、VR2YAKV6JBVSDX2局とQSOできました。18MHZより上のバンドは、この時期ですので何も聞こえませんでしたが、夏場のコンディションの良い時期には期待できるのではないでしょうか。今回は、こちらからCQを出してみる事はしませんでしたが、珍しいJCC/JCGからの運用では十分応答いただけるものと確信しました。
50MHZ430MHZ
50MHZは、コイルを全て下げ、ロッドエレメントを全て伸ばした状態で50.051.5まではSWR2.0以内で動作しましたが、走行中使用はできないので、余り出番はなさそうです。次にVUHFですが、アンテナを全て短くした状態が144MHZでは1/4λ、430MHZでは5/8λとして。ロッドエレメントを最大に伸ばした状態では、144MHZ5/8λとして動作します。車に常設している、コメット社製の144/430ノンラジアルタイプのホイップとの比較ですが、S1程度落ちましたが、誤差の範囲内で十分実用になると思います。ロッドアンテナを折りたたんだ状態で走行も可能ですが、あまりかっこよくないのが難点です。
4.成果
私の予想では、全長が最大1.77mのロッドアンテナ?(メーカーでは移動用広帯域アンテナと表記している)では、成果は期待できないだろうと思っていましたが、実力は期待を上回るものでした。実売価格22千円程度で7MHZ430MHZまでなんと10バンドが、アンテナチューナーなしで運用できる超コストパフォーマンスの高いアンテナです。バンドあたりの単価は2,200円程度で、VUHFのホイップアンテナより安価です。DXやパイルアップには勝てませんが、お手軽な移動運用や短時間のコンテストへの参加、コンディションが変わりやすいハイバンドでの移動サービスなど、使い方次第では大いに活躍できるアンテナではないでしょうか。
5.最後に
帰宅後、固定で使用できないかとマグネット基台を金属製倉庫の屋根に取り付けて7MHZを聞いてみました。7MHZではノイズが多く、弱い信号はかなり聞き辛いようでした。やはり、都市ノイズの少ない自然の中での移動運用がストレスなく運用できるのではないでしょうか。夏場になればハイバンドのコンディションが良くなることから、10MHZ18MHZ24MHZあたりでは期待できそうです。私が以前使用していた、C社製のブロードバンドアンテナに比較しても成果は歴然です。重さわずか300g、折りたたむと全長0.5mですので車の中に入れておいても邪魔になりません。移動運用好きの方で、移動運用のサブアンテナ(私はメインアンテナで使いますが)としてぜひ候補にされてはいかがでしょうか。
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以上

(^^♪2019.1.2 QSOパーティーに参加しました。
穏やかな天気に誘われ、QSOパーティー参加のため近くのJCC3315周南市太華山に行きました。
今回は、昨年復刻版を自作した、50MHZ用スクエアローとヘンテナの実力を試すのが目的です。当地の50MHZはこのタイミングを逃すとしばらく相手がいません。本日の運用地は、周南市太華山標高362mの8合目付近の駐車場。瀬戸内海の絶景を眺めながら運用できる広い駐車場です。ここは、北東方面から南西まで180度のロケーションで、特に6エリアは良好です。
ちなみに山頂まではここから歩いて5~6分程度。
各アンテナの主な受信結果(HT:ヘンテナ、SC:スクエアロー・HP:モービルホイップ)
宮崎市JA6YBRビーコン=HT539/SC529/HP入感なし
美祢市移動(JE6CIY/4)=HT59+10/SC59/HP52
飯塚市固定(JH6YOB)=HT59+10/SC59/HP52
松山市移動=HT55/SC55/HP41
下関市移動(JE4AHM)=HT55/SC55/HP41
大分市移動(JA6LPW)=HT59/SC59/HP53
唐津市移動(JG6QGV)=HT59+/SC57/HP52
山口市固定(JH4OYD)=SC57/HP41
諫早市移動(JL2JGX/6)=SC59/HP57
菊池郡固定(JM6EXB)=SC55/HP41
総括】
スクエアローとヘンテナとでは、信号強度にさほど差は感じませんでした。ただ、HTでS59の信号は、SCでは57~58程度、HPでは52~53程度のとかなり落ちます。近距離50k以下の信号はHPでも結構拾えますが、100k以上の遠距離GWの信号はかなり差が出ます。また、3つのアンテナでSCのノイズレベルが一番低いようでした。以上のことから、ヘンテナはそれなりの実力があるものの、アンテナ自体の高さが3mあり設置が大変ですが、スクエアローなら組み立てたまま車に入ることから、設置時間は5分程度、無指向性で軽量、風にも強いことからEスポ狙いの移動運用には最適と思います。今シーズンは、このスクエアローの出番が多くなりそうです。ちなみに、スクエアローのSWRは、50.2M付近で1.1以内、50.0~50.5までは2.0以内で実用範囲内ですが、FM帯の運用メインの場合はエレメントの調整が必要でした。また、インピーダンスもほぼ50Ωと良好な値に収まっています。
QSOパーティーでQSO頂いた各局ありがとうございました。
写真1枚目:スクエアローアンテナ
写真2枚目:ヘンテナ
写真3枚目:運用地から見た周南市内
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50MHZスクエアロー復活
昭和50年当時の説明書を元にスクエアローアンテナを製作しました。予想外に上手くできたので公開します。
今回作成にあたって、できるだけコストをかけないことと、移動運用にも使用できることを主眼に、私の当時の記憶と組立説明書を下に再現しました。(製作費はパイプ代など500円程度)
①構造
正規物はアルミパイプを使用し、同軸は直付けでしたが、移動用に組み立てや解体が簡単にできるよう、本体とマストはホームセンターで安値で入手できる水道パイプを使用しました。エレメントには、家電製品についていたアース用のリード線を流用。給電部は、ヘンテナ作成でノウハウのあったバズーカ・マッチを採用しました。
②製作にあたって
エレメント長は、DPと同じ1/4λに短縮率95%とし、50.3MHZを中心周波数とした場合一辺が約1.42mで2本作成。
給電部は5m程度の5D2Vの切れ端がありそれを使用し、先端の1m程度をカットしバズーカ・マッチを作成、給電点はギボシ端子を使用し取り外しが簡単にできるようにしました。
ヘアピンは、バズーカ・マッチ作成時に不要となった同軸ケーブルの芯線10㎝を切断し半田付け。エレメントはパイプにビニールテープで止めるだけ。参考書では、エレメント間は10センチとありましたが、20センチ程度にした方がSWRの値が良好でした。
③動作テスト
実際の交信には使用していませんが、アナライザーでの値は、50.1~50.3MではSWR1.1以内、50.5M付近で2.0、51.0Mでは3.0と帯域はやや狭いと感じました。実用範囲は、50.0~50.5までです。組み立て解体には工具不要で5分程度で完成です。とても軽いので片手で持てます。試作のため防水処理をしていないので、固定での使用はできません。
【参考図書】CQ出版社「実践アマチュア無線製作・ベランダバルコニーアンテナ専科」

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