「九州百名山(雁俣山1315m/京丈山1473m)」

登山口は、八代市泉の二本杉峠。ここに行くためには、九州道の御船ICを下り甲佐町~美里町を経由し国道455号線で行くことになります。この国道455号線は国道とは信じがたいほどの悪路、道幅も狭くカーブの連続で、そこらの林道の方がまともでした。さらに工事中の箇所も多く離合にもかなり苦労しました。(ガイドブックにも酷道とありました)
御船ICからは1時間程度で二本杉峠に到着しました。

駐車場は広くトイレもありますが、当日車は1台もなく寂しいものでした。駐車場を挟んで直ぐに登山口があります。登山開始後、最初は緩やかで歩き易いはっきりした山道でした。途中で、カタクリコースと直登コースに分岐しますが、直登コースを選択。8合目付近でカタクリコースと合流しましたが、ここで標識を見落とし下りのカタクリコースに入ってしまいました。さらに踏み跡を見失い標高1250mの偽の山頂に行ってしまったのが大失敗。やっと間違いに気づき先ほどの分岐まで戻り、10分で山頂までやっと到着しました。道を間違えたことで25分のロスでしたが、間違えなければ45分程度です。山頂には大きなベンチがあり、南~西方面の眺めが良い。一息つき写真撮影後尾根伝で京丈山を目指します。途中適度に標識もあり、はっきりした道ではあるものの、アップダウンが激しく距離もあったことで黒原登山口分岐までなかなか到着せず焦りました。標準タイムでは50分ですが55分もかかってしまいました。ここまででかなりの疲労が蓄積。休憩もそこそこに西に京丈山を目指します。やや緩やかな尾根道を八軒谷登山口との合流まで50分でした。ここから少しきつい上りとなり道も分かりにくく、赤いテープを頼りに登ります。合流点から50分後、やっと京丈山山頂に着きました。ここまで二本杉峠から既に4時間を経過しており縦走より単独でそれぞれ登る方が楽でした。軽食と休憩を取りますが、13時を過ぎ帰りの時間を考慮し無線はしませんでした。山頂からは北側~東の眺めが良好ですが、5分程度のところに別に展望所もあります。下山開始後、直ぐに道を誤り平家山方面に行くところだったのですが、直ぐに気付いて軌道修正。それでもテープを必死で探しながらの下山は不安でした。山頂から35分で八軒谷分岐、さらに40分で黒原登山口分岐に。ここからはやや急な下りを15分で黒原集落に着きました。集落から少し下った所に二本杉登山口の標識があり、そこを右に取ります。途中から道が不明瞭になり、出たところが集落へ通じる道路でした。ここから戻るよりはと部落に通じる舗装路まで歩きました。後はそのままL455まで出て約2k歩いて登山口に。延べ6時間15分の山歩きに。こんなに歩いたのに誰一人出会わなかった寂しい山歩きでした。(道迷いでのロス時間は1時間)
202209熊本の山登り (67)
202209熊本の山登り (87)


「九州百名山(烏帽子岳1692m)」
朝から結構な猛暑。早々に道の駅「子守唄の里五木」発、登山口は、宮崎県との県境の新椎葉越です。途中、日本の秘境中の秘境ともいわれている五家荘を通り抜け新椎葉越を目指します。途中の市道は舗装路でしたが、かなり荒れていたところもありました。道の駅から1時間強で標高1480mの新椎葉越に到着。ここは、九州本土で車が行ける峠としては最高峰と聞きました。広い駐車場や簡易トイレもあります。登山口は北側です。南側には白鳥山の登山口がありました。人気の国見山への縦走も可能ですが、駐車していた車は1台だけでした。

登山口を出発し、緩やかな登りからスタートし、小さなピークを越えた椎葉越までは20分。ここからもアップダウンが続き、長い尾根伝いの登山道は結構疲れます。さらにピークを何カ所か超えると山頂が見えてきます。ここからは少しきつい上りになり、登り切ったところでクマザサに覆われた五勇、国見山との分岐に到着しました。クマ笹がかなり茂っており標識も分かり辛いのですが、山頂が真近で迷うことはありません。ここでコースを左に取り10分弱で標高1692mの山頂に着きます。山頂からは北方面が良くないものの西から南方面が良く、霧島連山まで見渡せました。山頂では144Mを運用しましたがQSOは2局のみでした。4エリアは聞こえず、長崎、熊本、鹿児島の局が聞こえるだけで意外と静かでした。それでも対馬市の局が良く聞こえていたのは驚きです。帰りも同じコースです。登山口からの標高差は200mちょっとですが、アップダウンが結構あるので実感では500mから600m程度ではないかと思います。登山道は踏み跡がはっきりしており、赤色のテープもあることから迷うところは有りませんでした。やはり土曜日にも関わらず一人も出会いませんでした。登り2時間:下り1時間40
(QSO頂いた局:JE6EBT宇土市/7L3IOL/6熊本市)
202209熊本の山登り (97)

★番外編
【おまけで美里町の日本一の石段3333段に挑戦

このまま帰宅するつもりだったが、日本一の石段3333段が近くにあることが分かり挑戦しました。付近の駐車場代は300円です。昨日までの膝の痛みが残る中、石段をリズムよく登り始めます。登山道よりは歩きにくい印象です。途中、石畳の山道もあり、その距離を含めて合計で3333mになると聞きました。当日は気温が高く、途中で何度も休憩し1時間20分かけ石段の終着点に到着しました。毎年の大会での記録は25分と書いてありました。お寺はここから1k歩くことになり断念しました。下りはかなり膝が笑う中、50分で下りることができました。暑いはずです、麓の気温は37度の猛暑です。
202209熊本日本一の石段 (21)