jh4ouhのblog

アマチュア無線、山歩きなどを趣味しています。ぜひご意見ください。

2023年05月

【2023年5月山口コンテスト参加記】
このコンテストは、5月の第二週がHF部門、第三週がVUSHF部門に分かれて開催されます。昨年まではHF部門をメインに参加していましたが、今年は久々にVUHF部門に重点を置くことにしました。このVUHF部門には電信部門がありませんので、音声通信にもかなり主軸を置くことになります。
(HF部門)
18時開始ですが、14Mが少しだけ開けていたのでそちらからスタート、15分程度で21Mも聞こえていたことで14~28Mを運用。我が家の設備は貧弱で、1.8~7MはCQを出しても呼ばれないので、サービス程度にとどめました。翌日の日曜日は、久しぶりの好天だったので下関市の山登りに出かけたので運用せず。結果は36QS0でした。1.8Mの5局は立派?
(VUHF部門)
この週末は、広島サミットの影響で厳重警戒のさなかです。主要な通信設備のあるところには移動できないことが予想されたので、多分大丈夫であろうと思われる大島郡周防大島町に飯の山に行きました。やはり予想通り、警察による警備もなく安心して運用できました。
ここには周防大島町(旧大島町)に住んでいた時からよく移動していた場所ですが、はっきり言ってあまり期待できません。ただ、運用地までの経路や運用のしやすさ、トイレもあるなどのメリットもあります。また、展望台からの景色は絶景で、天気が良い日中は多くの観光客が訪れます。
さて、コンテストは18時開始です。最初に覘いた50Mはほとんど聞こえません。仕方なく144MのFMからスタートしました。このコンテストは、電信・電話での重複QSOでもカウントできますが、144/430Mの電信で運用している局はほぼ皆無です。(ワッチ不足は否めませんが)
FMでQSOした後にQSYを依頼する方が効率的でした。ただ、50MだけはそこそこCWでCQtestが聞こえており、CW部門の独立の必要性を感じました。
当日は22時を過ぎたころにはほとんど応答がなくなり一旦QRT。無線人口の高齢化を感じました。
翌日は06時過ぎから運用しましたが、期待していた50MはESPでのQSOには至りませんでした。福島とVR2のビーコンは聞こえていましたので開けたのかもしれません。
お昼を過ぎたころにはかなり暑くなり1330にはQRTしました。
結果は延べ127QSOでした。昨年のトップの得点には遠く及びませんが、3位争い位にはに食い込めればという程度でした。移動地、アンテナからすれば好成績??でしょう。
アンテナ:50M用 2エレHB9CV
    :144/430用 ノンラジアルGP VX/1000
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南西方面(室津半島・長島)
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展望台から江田島・広島湾を望む
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「中国製アンテナチューナーATU-100使用記」
中国製でAmazonでは12,800円程度で販売されているアンテナチューナーAT-100を入手できたので、その使用レポートを書きます。
本体の大きさは、160×90×40でスマホを少し厚くした程度と大変コンパクトです。このチューナーには外部電源型とリチュームイオン電池内蔵型とがあるようですが、私の入手したのは電池内蔵型ですので、コードレスでどこでも使用できます。充電用USBコードも付属していました。
取扱説明書がないので、定格や詳細な取扱い方法など不明ですが、ネットでの情報では入力は10w~40wとありましたので、移動運用前提での使用が適当かと思います。IC-705等のQRP機ではパワー不足で動作しないかもしれません。
【使用感】
試しに、日頃使用しているLWで使えないかと14/21/28の各バンドで20W程度のパワーを入れて試してみましたが、予想通りチューナーは動作せず。次に、私の固定用アンテナであるミニマルチの14/21/28MHZ用のロータリーDPでテストしました。このアンテナは、設置から20年以上経過しており、バンドによってはSWRは少し高めです。特に、21/28Mなど帯域の端ではSWRが3.0を越えます。早速、アンテナを接続しモードをAMにして20W程度の出力でTUNEをオンにします。3~5秒程度でチューニングが取れSWRは1.1以内を表示しました。ただ、パワー計は実際よりやや低い値のような気がします。ツエップアンテナでもテストしましたが、ほぼ同様の結果でした。パワー計の表示は、実際と大きくずれている様で、信頼できません。
【結論】
➀ある程度調整の取れたアンテナ(SWR3以内)で使用する。基本的には、屋外型ATUの代替えではなく、内蔵型ATUと同じような使い方が適当。
②最低パワーは10w以上であること。(10W以下ではTUNE動作しませんでした)
③電池は相当時間持ちます。USBなのでシガライタープラグやモバイルバッテリーでも充電可能。
小型軽量で移動運用には最適ですが、メーターの精度もやや不安で、中国製で信頼度は高くないかと思います。実売価格は12,000円程度ですので、割り切れば値段相応かと思います。私の個人的感想としては、信頼のおけるメーカー品マニュアルチューナーが5千円程度で入手できるのでそちらをお勧めします。また、私は、非純正ATUで無線機のファイナルを損傷したことがあるので、是非純正品をお勧めします。(FC-40の記事も参照してください)


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