気候の良い、この時期を狙って九州百名山登山3座に登りました
①小川岳(宮崎県東臼杵郡)

一般的な登山口は熊本県山都町ですが、今回は宮崎県側からの登山です。登山口のある五ヶ瀬町へは、阿蘇市~高森町を経由して五ヶ瀬町に入ります。国道285号線から標識に従い町道に入りますが、五ヶ瀬ハイランドスキー場までの道は災害で通行止めです。当初は、向坂山(2年前に登りました)を経由して小川岳に至るルートを計画しましたが、新ルートで最短コースのテンヤボから登ることにしましました。国道265から6~7分程度で波帰集落が見えてきます。集落から小川岳の標識に従い、やや狭い林道に入ります。林道は普通車が通れる舗装路ですが、離合は苦労しそうです。7~8分程度走ったところで、分岐する林道があり左折します。林道は狭く上りもきつくなります。途中からは舗装路から石がゴロゴロの悪路になります。水溜りもあり車の下回りは泥まみれになりました。分岐から15分程度で辺りが開け車5台程度停まれる広場に到着します。さらに林道は伸びていますが、車はここに駐車しました。既に登山者らしき北九州ナンバーの車が駐車していました。ここからは徒歩で林道を歩きます。もう少し先まで車でも大丈夫だと思える林道を登っていきます。10分強で広場になり林道終点に到着です。登山口の標識もあり、ここが登山口とはっきり分かります。最初は杉の植林地を歩きますが、徐々に標高が上がるとススキの間からは五ヶ瀬ハイランドスキー場が見えてきます。極端な急登はありませんが、登りが続くので段々きつくなります。8合目辺りを過ぎると山頂が見えてきます。ここから最後の登りはさらにきつくなります。登山口から1時間25分で山頂に到着です。途中には標識がほとんどありませんでしたが、踏み跡がしっかりあり迷うところはありませんでした。山頂は広く展望もあります。当日は、少し黄砂があり大展望とはいかなかったものの、阿蘇地方の山々や、椎葉の山々が見渡せました。ここは、熊本県側からのルートと向坂山からの縦走路とが交わる所です。山頂では144Mを運用しましたが、平日にもかかわらず、6エリア6局とQSOできました。最遠は諫早市で熊本方面がよく開けています。下山は同じコースを45分で車を駐車した登山口に。

下山後、宿泊先の椎葉村仲塔渓谷の館に。ここは、廃校になった小学校を改築した簡易宿泊施設で3,000円で宿泊できます。
②二つ岳(宮崎県高千穂町)
早朝、宿泊先の仲塔渓谷の館を出発。五ヶ瀬町~高千穂市街地を抜け、県道7号線で上岩戸大橋に。大橋を渡り左折します。舗装路をしばらく走ると三差路があり、急なカーブを右折します。しばらく舗装路が続きますが、やがて石ころだらけの悪路になります。尖った石でパンクしないかと心配しながらゆっくり走ります。上り詰めたところが登山口ですが、車はその前の広場に駐車しました。そこから1~2分で富野尾登山口です。林道終点に標識があり、いよいよ山道に入ります。さほどの急登ではないのですが、ジグザグの上り坂はかなり息が弾みます。杉林の中は木陰で直射日光を避けることができます。登山口から1時間5分程度で林道に出ました。この林道は、かなり整備された舗装路で、日之影町の県道6号線から登山口に至るルートだと聞きました。ここまで車で入れば、残り30分程度で山頂に着くことができます。林道を200m歩くと、左にセメントで固めた急坂の階段が現れます。ここをよじ登り再び山道を歩きます。この辺りから、ヒカゲツツジ・アケボノツツジを見ることができます。丁度、この時期が満開と聞き偶然とはいえしっかり堪能できました。山頂手前のピークで、右は二ノ岳山頂に至る山道です。分岐から山頂までは10分弱でした。山頂は狭く展望もあまりよくありません。長居せず先の分岐まで戻ります。今度は分岐を右に取ります。一旦急坂を下り、その後は急な登りを10分程度で二ノ岳南岳に到着です。南岳の方が先の二つ岳より3m高いのに正式な二ノ岳ではないようです。南岳山頂はあまり広くないものの、眺めはまずまずです。と言っても、この辺りには標高1500mを超える山ばかりで、1100m余りではあまり高いと感じません。山頂ではお弁当を食べて下山です。山頂で、北九州から来たという山ガールと合流し一緒に下山しました。直ぐに分岐手前に急な登りがありキツかったのですが、休憩なしで1時間10分で登山口に到着しました。下山後、絶景で有名な高千穂町の国見ケ丘528mに行ってみました。ここは車で山頂まで行けます。山頂の公園からは阿蘇5岳や県北の山々、高千穂町市街地が一望できます。早朝なら雲海も見られます。
③緩木山・越敷山
竹田市の道の駅すごうから15分程度で越敷山・緩木山登山口に到着。土曜日ということもあり既に2台の車があり、登山者がいることが分かりました。天気予報は下り坂ですが、薄曇りながら天気は悪くありません。実は前回、2年前に道に迷い途中で断念した山だけに慎重を期すことにしました。(今回はヤマップがあるので迷わない)登山口から直ぐに、周回コース右回り・左回りの分岐があります。今回は、時計とは逆回りでのコースを歩くことにしました。最初は舗装路の林道歩きです。15分で林道と別れ山道になりました。やや急なところもある杉林の中の登山道は、踏み跡はあるものの分かりにくく赤のテープが頼りです。10分程度で再び林道に出ますがここが林道終点です。ここからはさらに急な山道をジグザグに登っていくことになります。テープを見落すと迷いそうでした。登山口から45分程度で稜線に出ました。さらに20分歩くと緩木山分岐に。越敷山へは右に折れ、さらに山道を登ります。ここからはさほど標高差はないのにキツク感じました。分岐から15分弱で山頂に到着です。山頂手前には大岩があり、回り込んで山頂に至るコースです。山頂はさほど広くなく、山頂の標識以外何もありません。それでも360度眺めは抜群です。ただ、標高1100m余りで、周辺は1500m越えの祖母傾山系、阿蘇山系、久住山系などがあり高い山に登ったと感じはしません。周回にはここから一旦下り先の分岐まで戻ります。緩木山へは分岐を直進し尾根沿いを歩きます。尾根は標高1000m程度ですが、アップダウンを繰り返します。30分程度で今回の周回コースで一番高い標高1100mの長尾山を通過します。誰かが取り付けたであろう標識がある程度で見過ごしそうでした。この辺りは宮崎県側の山々の眺めが良い場所です。尾根の途中で祖母山への登山ルートの分岐に出ます。ここを左にルートを取り、少し下りが続きますが、尾根沿いのルートは踏み跡がはっきりしており迷うことはありません。祖母分岐から30分で緩木山直下の分岐に。ここを右に急坂を登ると緩木山山頂に着きました。山頂は山城の跡らしき遺跡があります。ここの山頂は広いもののほぼ眺めはありません。下山ルートは、一旦先ほどの分岐まで下ります。そのまま直進し踏み跡を下って行きます。途中に、祠と展望所があるので寄り道してみました。木々の間から阿蘇山が見えます。この辺りは、杉の植林で林道作業用の踏み跡もあり間違わないようにしました。天気予報通り、途中から雨が落ちてきたので急いで下山しました。緩木山山頂から40分で林道に出ます。さらに10分で登山口に到着しました。
山歩きの詳細な写真は、ヤマップ{ID:KODA」をご覧ください。
202404小川岳 (12)
202404高千穂町二ツ岳 (17)
202404高千穂町二ツ岳 (14)
202404高千穂町二ツ岳 (5)
202404高千穂町 国見ケ丘(9)
202404緩木山越敷山 (20)