九州百名山(大崩山1644m)に登りました
大崩山は、延岡市の夏木山・鹿納山・五葉山の主峰で、多数の岩峰や岩壁のある日本に2百名山です。ただ、今回は、その魅力的な山容を見ることができない宇土内谷からの最短コースを選択しました。
日之影町方面から登山口へは、国道218号を延岡方面に。延岡市の標識が見えたら、鹿川方面の標識に従い左折。狭い県道214号をひたすら北上します。途中、岩峰の比叡山の登山口があります。さらに小さな集落をいくつか通過し川沿いに進むと、最奥の集落上鹿川地区に着きます。ここは、バスの終点となっており、駐車場とトイレがあります。ここを右折すると鉾岳に行けますが、宇土内谷へは直進です。ここから、林道になりさらに道が狭くなります。人家がなくなるとセメントの舗装路に変わり、しばらく走ると舗装路から砂利道に変わります。乗用車でも何とか走れるますが、道には石がゴロゴロでパンクしないかと注意を要します。途中、沢から水が溢れている場所もあり、雨上がりには危険です。車を4WDに切り替え10k以下でゆっくり走行しました。国道から1時間半で、やっと宇土内谷登山口に到着しました。登山口にはジムニーが2台停車していました。ここからさらに鹿納山登山口に通じる林道がありますが、走行できるかどうかは不明です。登山口に車を停車して、ここからはいよいよ徒歩です。しばらくは林業の作業用道路を歩きます。途中からはかなり荒れており、雨上がりで靴が汚れました。少し行くと林業の作業中で、作業員の了解を頂き通していただきました。作業道の途中に登山口の標識を見つけ、ここから山道に入ります。杉林の中の赤のテープを頼りに登りましたが、途中から林業作業用の目印としての赤テープもあり、当てになりませんでした。さらに、伐採された木材で登山道が塞がれており、歩けない箇所もありました。迂回路もなく無理やり登るしかありませんでした。1時間弱で尾根近くに出ますが、この辺りまで登るとはっきりした山道に変わります。次第に険しい上りはなくなり、鹿納山分岐を過ぎるころからは道がなだらかになります。山頂近くで、上祝子分岐を通過すると一気に周りが開け、間もなく山頂に到着です。山頂からは南から西方面の阿蘇・国見山・宮崎市方面の眺めが良いですが、山頂手前300m地点の大岩の上からの方が展望は良好です。こちらはほぼ360度の展望が楽しめます。阿蘇・祖母傾山系、椎葉の山々が一望できます。山頂では、この好天にも関わらず誰一人出会わず、のんびり144Mを運用しました。さすがに標高が1644mあるので4エリア・6エリア・5エリが強力に入感していました。山頂には1時間程度滞在し6局QSOでき、山口市や呉市まで届いたことに感激でした。下山は同じコースを取りました。上りで苦労した杉の伐採現場を避けるため、遠回りでしたが、ヤマップを頼りに作業用林道を経由しました。コース中、出会ったのは2組3人でした。
この山で、九州百名山75/100です。
上り:2時間15分 下り:1時間20分
「北西方面}
P6012778
「山頂」
P6012771
「南西方面」
P6012764
「山頂2」
P6012763
「宇土内谷登山口」
P6012762